ドライブチェーンのメンテンスとスプロケット

ドライブチェーンのメンテンスとスプロケット

バイクのドライブチェーンは一般的に長くても500km走行毎、または雨天走行後にメンテナンスすることがおすすめされています。
チェーンが伸びるとアクセル操作に対する反応が悪化したり、チェーンのサビなどによる固着でフリクションロス、チェーンからの異音など様々な悪影響があります。最悪走行中にチェーンが外れるなどのトラブルに見舞われることも…

そんなトラブルを未然に防ぐために日頃のメンテナンスが重要となります。


チェーンのメンテナンス

チェーンのメンテナンスは「洗浄」、「注油」、「調整」の3つがあります。

チェーンに塗布されているチェーンルブに道路の埃などが吸着し汚れた状態を洗浄することによりきれいにします。
洗浄は、市販のチェーンクリーナー、チェーンブラシなどを使用する方法が一般的です。
洗浄した後は必ず注油する必要があります。

注油はチェーンの摩耗や騒音の抑制、サビの防止の為に必ず必要です。
無注油でチェーンを使用するとチェーンの劣化が早まるだけでなく、サビや固着の原因になります。

調整はチェーンの張り具合の調整です。
適正なたるみの量に調整する必要があります。
張りすぎも緩み過ぎもチェーンに良くない状態ですので、しっかりと調整しましょう。
※たるみの量は車両により適切な量が異なりますので、サービスマニュアルなどでご確認下さい。

このメンテナンスを行う際に同時に確認したいのがスプロケットです。
スプロケットが摩耗した状態で乗り続けると最悪の場合走行中にチェーンが外れてしまい大きなトラブルになる可能性があります。
摩耗の状態を確認する方法はスプロケットの山の状態で見るのが一般的です。


新品の状態より山が細く尖った状態は危険な状態かもしれません。

詳細のメンテナンス方法については各チェーンメーカー様のホームページをご参照ください。

EKチェーン(株式会社江沼チヱン製作所様)のYouTubeチャンネルにてチェーンメンテナンス動画が公開されております。
https://www.youtube.com/watch?v=AvBn4UqzbSo&t=3s


チェーン交換の目安

チェーンの交換の目安ですが、チェーンメーカー様によって少し異なりますが、

シールチェーン
約15,000km~20,000km

ノンシールチェーン
約5,000km

とされています。
距離はあくまでも目安となりますので、状態によっては早めに交換が必要になる場合もあります。

チェーンの交換を行う場合はスプロケットの状態も同時に確認していただき、必要であれば同時に交換することをおすすめします。
スプロケットが摩耗した状態で新品のチェーンを使用するとチェーンの摩耗が早まるリスクもあります。

チェーンは重要保安部品となりますので、適切な取り付け、メンテナンスが必要となります。

チェーン交換の場合は、チェーンサイズとリンク数をよくご確認の上ご購入ください。


ヒロチー商事では、EKチェーン(株式会社江沼チヱン製作所様)、DIDチェーン(大同工業株式会社様)を始めとした国内メーカーはもちろんのこと、レジーナチェーン、などの海外メーカーのチェーンを取り扱いしております。

弊社でお取り扱いしているチェーンはこちらからご確認いただけます。

しっかりとメンテナンスして充実したバイクライフをお楽しみください。